着物でお出かけ! 大阪のおすすめパワースポット特集
旧暦で1年の始まりを表す“立春”がある2月は、物事を始めるのに最適な季節です。リフレッシュして新たな1年を始めるためにも、着物を着てパワースポットへお出かけをしてみませんか?大阪には、心願成就や縁結び、厄払いなど様々なご利益があるパワースポットがあります。
今回は、着物でお出かけしたい大阪のパワースポットをご紹介いたします。エネルギーをチャージして、新しいスタートをきりましょう。
住吉大社
「住吉大社」は、全国にある住吉神社の総本社として大阪市住吉区にたたずむ、由緒ある神社。“すみよっさん”の愛称で古くから地元の人の信仰を集めてきました。御祭神として祀られているのは、住吉大神と言われることもある底筒男命(そこつつおのみこと)、中筒男命(なかつつおのみこと)、表筒男命(うわつつおのみこと)の3神と神功皇后(じんぐうこうごう)です。
広い境内のなかでも願いが叶うスポットとして知られているのが、五所御前にある「五大力石」。ここで、五・大・力と書かれた3種類の石を集め、お守りとして持ち帰ると心願成就の御利益が受けられると言われています。住吉大社では、石を入れるための「五大力石守袋」の授与も行っていますから、袋に入れ大切に持ち帰りましょう。願いが叶ったあかつきには、家の近くで小石を拾い、五・大・力と書いて返すのがルールです。
また、願いが成就するかどうかを占う「おもかる石」や撫でると無病息災の御利益があるとされる「住吉神兎」など他にも様々パワースポットがあります。神聖な境内を巡り、エネルギーをしっかりチャージしましょう。
石切剣箭神社
「石切剣箭(いしきりつるぎや)神社」は、饒速日尊(にぎはやひのみこと)と可美真手命(うましまでのみこと)を祀る神社。でんぼ(腫れ物)の神様として信仰が厚いことで知られています。
石切剣箭神社といえば、有名なのが「お百度参り」。毎日多くの人が、本殿と三之鳥居の間を行き来し、お参りをしています。授与所では、百回参拝したことを数えるための「お百度紐」が授与されていますから、参拝した際にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
そのほか、可愛らしいカメのお守りや一生に一度だけ願いを叶えてくれる「一願成霊尊」など見どころも多いですよ。参拝のあとは、レトロな雰囲気がただよう石切参道商店街へ。お土産処や食事処が充実した商店街で、旅の思い出を作りましょう。
大阪天満宮
“天満の天神さん”の愛称で親しまれている「大阪天満宮」は、大阪三大祭である天神祭が開催される神社です。天神祭当日は、奉納花火の打ち上げなどもあり、大いに盛り上がりを見せます。御祭神は、学問の神として知られる菅原道真公。学業成就願う学生やその家族必須のスポットと言えるでしょう。
2月に大阪天満宮に足を運ぶならチェックしておきたいのが、「てんま天神梅まつり」。2月中旬から3月中旬まで開催される大阪天満宮のお祭りで、盆梅と盆石の展示などがおこなわれます。期間中は、境内にある喫茶店やオープンカフェで梅にまつわるメニューなども登場。全国から100種類もの梅酒が集まるなど、“梅”にまつわる催しものが多数開催されています。
安倍晴明神社
安倍晴明といえば、京都・一条戻橋の近くにある「晴明神社」が有名ですが、大阪にも「安倍晴明神社」という安倍晴明ゆかりの神社があるということをご存じでしょうか。実は、大阪・阿倍野区は、安倍晴明の父親の出生として知られており、晴明自身の出身地ではないかと言われているスポットなのです。(晴明の出身地は諸説あります。)
そんな安部晴明神社の境内には、かつて晴明公が使ったとされる産湯の井戸を再現したものや晴明公の銅像があり、神秘的な雰囲気が漂います。晴明公には、学業技芸上達や火難病難除災、方除けなど様々なご神徳があるとされており、御守りの種類も豊富にあります。
とくに、陰陽道で厄除けの意味合いを持つ五芒星をモチーフにしているものが多く、なかには水晶に五芒星をあしらったペンダントも。お守りを肌身離さず付けていたいという方におすすめです。
サムハラ神社
阿波座駅より徒歩約5分の場所にある「サムハラ神社」は、近年大阪で話題のパワースポットです。サムハラ大神を祀っており、現在は厄除けの御利益がある神社として信仰を集めています。
なかでもSNSを中心に度々話題となっているのが、こちらの神社で授与されている「指輪」。非常に人気の授与品で、入手困難と言われています。内側に“サムハラ”の文字が刻印されていますが、外側はシンプルなデザイン。指輪が苦手という人も、気軽につけることができるでしょう。
人気に加え入荷数自体が少ないということもあり、入荷後すぐに完売ということも。なかなか自分のサイズにあったものが手に入らない人も少なくありませんが、サイズが合っていない指輪をチェーンに通してネックレスにするというのはNG。ご利益が得られないと言われているので、自分のサイズに合うものに出会えるまで辛抱強く待ちましょう。
四天王寺
天王寺駅より徒歩12分の場所にある「四天王寺」は、推古天皇が建立したと言われている歴史ある寺院です。自然災害や空襲などにより、度々被害を受けますが、昭和54年には多くの人々の協力もあり、再建されました。
四天王寺にお出かけをするなら、毎月21日または22日がおすすめ。21日は、通称お大師さんと呼ばれる「大師会」、22日は「太子忌」とされ、境内には食べ物系やアンティークといった様々な露店が並び賑わいをみせます。なかには、アンティークの着物店も。レトロな着物を着たいという人はチェックしてみてくださいね。
また、同日は中心伽藍の無料開放もおこなわれます。普段有料となっているスポットに入ってみてはいかがでしょうか。
堀越神社
続いてご紹介する「堀越神社」は、聖徳太子が四天王寺建立とともに建てたとされる神社。“一生に一度の願い”を叶えてくれる神社として大阪では古くから信仰を集めています。境内は、緑が多く、なかには樹齢550年の御神木も。緑豊かな境内は、エネルギーをチャージできそうです。
「桃守り 1,000円」は、古来より厄除けの力があるとされてきた桃の木を使って作った御守り。可愛らしい見た目ですが、桃から作られた本格的なもの。ストラップタイプと御守りタイプがあるので、普段から身に着けやすいものをチョイスしましょう。その他、必勝祈願をしたいという方には、毎月1日に限定50体が授与される勝守りなどもおすすめです。
露天神社
露天神社は、人形浄瑠璃「曽根崎心中」の元となった心中事件があった神社。ここでは、曽根崎心中に登場したヒロインの名前をとって“お初神社”という通称名で呼ばれることも多いです。
ここは、お初と徳兵衛のふたりが愛を誓いあった場所として、縁結びのパワースポットとして知られています。平成25年には、恋人の聖地にも認定されています。新しい恋が訪れますようにと願うのも良いですし、カップルで訪れて永遠の愛を願うこともいいでしょう。
今回は、新しい一年のはじまりと共に訪れたい、大阪のパワースポットをご紹介しました。2月は暦の上では春が始まる月ですが、まだまだ気温が低く寒い日々が続きます。着物でお出かけをするときは、風邪をひかないよう暖かい恰好をするように心がけましょう。また、寺社に参拝するときは、マナーを守ってお出かけするのも大切です。以前ご紹介したこちらの記事を参考にお出かけを楽しんでくださいね。