着物の基礎知識

初心者の方でも着物に親しんでいただけるよう、着物やゆかたの着付け基礎知識や、
着物の扱いに関してのふとした疑問にお答えいたします。
着物を着るのがより楽しくなるような、役立つ情報をご紹介いたします。

アンティーク着物が気になる!関西の骨董市&蚤の市もご紹介

着物の基礎知識

新品の着物にはない、レトロ感が魅力のアンティーク着物。独特な魅力を持つレトロモダンなデザインは、着物好きな人たちからの人気も高く、アンティーク着物を専門に扱うお店もあるほどです。

安価なものも多いので、普段着としての着物を探している人や、これから着物生活を始めたいと思っている着物初心者さんにもピッタリの着物です。今回は、そんなアンティーク着物について、購入時の注意点や、関西で購入できるスポットを紹介していきます。

アンティーク着物に興味があるという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

買う前に知っておきたい!アンティーク着物について

レトロモダンなデザインが多くの人たちを魅了する、アンティーク着物。現代の着物とはまた一味違った美しさが、目を引く着物ですね。まずは、そんなアンティーク着物がどんな着物なのか、どこで購入できるのかなど、アンティーク着物に興味があるならば知っておきたいことをご紹介していきます。

そもそも、アンティーク着物ってなに?

アンティーク着物とは、一般的に昭和初期以前につくられた着物のことを指します。似たような着物として、リサイクル着物がありますが、こちらは昭和中期以降につくられた着物を指すことが多いです。

状態の良いアンティーク着物のなかには数十万の値が付く高価なものもありますが、新しく仕立てた着物に比べると、安価に購入できるものも多いです。安価なものは、気軽に着られる普段使いの着物やオシャレ着としておすすめ。とくに、骨董市や蚤の市で販売されている着物は、お手軽に購入できるものが多いですよ。

大胆な柄や色遣いが施された、レトロモダンな雰囲気は、新しく仕立てた着物にはない魅力。昔ながらの着こなしでレトロな雰囲気を楽しむのも良いですし、あえて流行りの小物を合わせてモダンに着こなすのも良いでしょう。

普段の着物にルールはありませんから、自由に楽しめますよ。アンティーク着物を何枚か持っていると、着こなしの幅が広がります。

アンティーク着物を購入するときの注意点

アンティーク着物は、自分に合わせて新たに仕立てる着物とは違い、既に仕立てられた着物です。そのため、購入するときは必ず、自分のサイズに合っているか確認をするようにしましょう。

とくに、高身長の人は注意が必要です。というのも、アンティーク着物は昔の女性の身長に合わせて仕立てられているため、小さなサイズのものが多いのです。必ず、自分の普段着ている着物のサイズを確認し、実際に羽織れる場合は羽織ってみるなどして、問題なく着られるか確認してから購入しましょう。

とはいえ、着物として着られない場合でも、「着物をリメイク! 着ていない着物を甦らせよう」でご紹介したように、リメイクして別のアイテムに甦らせることもできます。気に入ったデザインの着物があれば、リメイクするために購入するのもおすすめですよ。

また、アンティーク着物は、何十年も前に仕立てられた着物なので、劣化してしまっている場合があります。目立つ部分に虫食いやシミ、カビなどが無いか、隅々までチェックするのも忘れないようにしましょう。

アンティーク着物を買うならどこ?

アンティーク着物を購入する場合、「アンティーク着物を扱うお店(アンティーク着物専門店やリサイクルショップ等)」「骨董市や蚤の市」「ネットショップ」のいずれかで探すことになります。大阪でもアンティーク着物を扱うお店は多くあるので、一度チェックしてみると良いでしょう。

アンティーク着物は、基本的に一点ものなので、いろいろなお店を見て回った方が、出会いも広がります。一店舗ではなく、いくつか回って自分の好みのアンティーク着物を探してくださいね。

実店舗に行っている時間が無い、という人はネットショッピングがおすすめですが、アンティーク着物は劣化している場合も少なくないので、心配な人は、アンティーク着物専門店や骨董市などに実際に足を運んで実物を確認した方が安心できますよ。

関西の骨董市&蚤の市

※写真はイメージです。

アンティーク着物や家具、雑貨などさまざまな古物を扱う「骨董市&蚤の市」。関西でも定期的に開催している骨董市や蚤の市があり、アンティーク着物を購入できるところも多いです。

アンティーク着物以外にもレトロな雑貨や家具などが販売されており、宝探しのような感覚で、お気に入りのアイテムを見つけることができますよ。お寺や神社などで開催していることも多く、着物を着てお出かけするのにピッタリなスポットです。

ここからは、関西の骨董市&蚤の市をご紹介していきます。気になるスポットがあれば、ぜひお出かけをしてみてくださいね。

【大阪】四天王寺/大師会・太子忌

「大師会」は、弘法大師の月命日である毎月21日に、四天王寺の境内一円で開催されている行事です。聖徳太子の月命日である翌22日も「太子忌」として縁日となっています。

この2日間は、中心伽藍と五重塔最上階回廊が開放され、境内にも食べ物やアンティークの露店が並びます。着物のほか、家具や雑貨など、さまざまなアンティークの露店が並ぶので、レトロなものが好きな人は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。お参りを兼ねていくのも良いですね。

【大阪】堺市産業振興センター/堺蚤の市

続いてご紹介するのも、大阪から。「堺蚤の市」は、中百舌鳥駅近くの「堺市産業振興センター」で、毎月開催している(※2018年は12月の開催無し)蚤の市です。開催日は、月によって替わるので、公式サイトでスケジュールを確認の上、来場してください。

10時30分~15時まで開催しており、入場は無料です。リサイクル着物やアンティーク着物を取り扱うお店も多く出店しているので、アンティーク着物が気になる人にもおすすめです。

【京都】東寺/弘法市

京都で有名な骨董市の一つとして知られているのが、毎月21日に東寺の境内で開催されている「弘法市」。毎月20万人もの人が訪れる、有名な骨董市です。

「弘法市」は、午前5時から準備が始まり、日没する夕方4時ごろには閉店します。天候などによって早く店じまいをしてしまうお店もあるので、早目に足を運んだ方がいいかもしれません。

出店は、骨董品や雑貨、衣料品、食品などさまざま。公式サイトにて、一部店舗を紹介しているので、気になる人は、チェックしてみると良いでしょう。

【京都】北野天満宮/天神市

最後にご紹介するのは、北野天満宮の「天神市」。菅原道真の誕生日と命日にちなんで毎月25日に開催しています。6時頃から食器や着物など、さまざまな露店が並びます。たこ焼きなどの露店もあるので、小腹がすいても安心して過ごせそうです。

また、日没以降、燈籠に灯りがともされ境内のライトアップがあるのも「天神市」の魅力です。昼間は縁日でショッピングを楽しんで、夜は幻想的な雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?

アンティーク着物を探しに、着物でお出かけ!

独特のレトロな雰囲気の虜になる人も多い、アンティーク着物。とくに、骨董市や蚤の市では、安価に購入できるものもあるので、まずはお出かけしてどんな雰囲気の着物が置かれているのか、実際に見てみると良いですね。思わぬお宝が隠れているかもしれませんよ?

今回ご紹介した、骨董市や蚤の市の多くは、お寺や神社で開催しているので、着物を着てお出かけするのにもおすすめのスポットです。お気に入りの着物を着てぜひお出かけしてみてくださいね。

着楽楽着付け教室の案内

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