着物で訪れるなら知っておきたい!寺社の基礎知識

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着物で訪れるなら知っておきたい!寺社の基礎知識



着物と相性の良いお出かけスポットとして挙げられることが多い、神社やお寺。着物を着る・着ないに関わらず、誰もが一度は訪れたことのある身近なスポットですが、神社とお寺の違いや正しい参拝方法についてとなると詳しく知らないという方も多いと思います。

そこで今回は、神社とお寺の違いや参拝方法など、知っているようで知らない寺社の基礎知識についてお話をしていきます。正しい知識を身に付けて、清々しい気分で参拝をしてはいかがでしょうか。

 

神社とお寺の違いとは?

共に和の風情が漂う施設ではありますが、お寺は仏教、神社は神道と異なる宗教に属しています。外観的な部分でも、仏像や鳥居といった違いがあるなど、実はお寺と神社には多くの部分で違いがあります。ここでは、お寺と神社の違いについて詳しく見ていきましょう。

 

神社


神社は、神道の信仰に基づき、神様を祀っている宗教施設です。神道は、生活のなかで生まれた日本固有の宗教で、自然物や伝説上の人物など様々なものを神格化し、崇拝する多神教。数多くの神がいることから、八百万の神とも言われています。

神社の外観的な大きな特徴のひとつが、「鳥居」。神様がいる御神域と我々がいる外界との境に建てられた建造物です。日本の神話に由来するなど、その起源には様々な説があります。

外観的特徴といえば、神社の守り神である狛犬も忘れてはならない存在です。魔除けのために置かれている一対の像で、神社によって表情が異なります。足を運んだ際は、チェックしてみるのもおすすめです。また、稲荷大社や天満宮と呼ばれる神社には、神様の使いである狐や牛が置かれていることもあります。

神社によって、「〇〇宮」や「〇〇神社」など名称が異なることがありますが、「宮」は天皇などを祀る神社に使われています。「大社」は、かつては出雲大社を表す社号でしたが、時代の移り変わりとともに信仰の高い神社でも使われるようになりました。

 

お寺


お寺は仏教の宗教施設で、僧侶や住職と呼ばれる人々が修行をし、布教をする場です。仏教は、仏陀(釈迦)が説いた教えで、日本には約1,200年前に伝来しました。現在の日本には、様々な宗派のお寺があるので、参拝をするときはそのあたりに注目しながら訪れるというのもいいかもしれませんね。

神社との外観的な違いとしては、お墓や仏像があげられます。また、山門があるのもお寺ならではの特徴。一説によると、かつてお寺といえば山に建っているものであったため、門のことを山門というようになったのだとか。ちなみに、山門に安置されることの多い金剛力士像は、守護神の役割を担っています。

お寺で願うのは、極楽浄土または現世の幸せ。祀られている仏様によって、ご利益は異なります。とくに何か願い事が合って参拝に行く場合には、確認をしてから足を運ぶようにしましょう。

 

神社とお寺の参拝方法


初詣や七五三など、神社とお寺を参拝する機会は、多くあります。参拝方法を間違えたからといって、神仏に見放されるということはないでしょうが、大人のたしなみとして正しい参拝方法は覚えておきたいものです。ここからは、神社とお寺、それぞれの参拝方法について詳しくご紹介していきます。

 

神社の参拝方法

  • 1.手水で身を清める

参拝の前に、手水舎に立ち寄って身を清めます。清め方にも順番があるので、覚えておきましょう。
a.右手で柄杓を持ち、水を汲み、左手を清めます。
b.柄杓を持ち替え、同様に右手を清めます。
c.柄杓を持ち替え、左手のひらに水を溜め、口の中を清めましょう。
d.再び、左手を清めたら、立てるようにして持ち、残った水で柄の部分を洗います。

 

  • 2.お賽銭を入れて、鈴を鳴らす

お賽銭は、いくらという決まりはありません。感謝の気持ちを込めて入れましょう。このとき、乱暴に投げ入れるのではなく、丁寧に入れます。お賽銭を入れたあとで、鈴を2~3回鳴らしましょう。神社の鈴は清めの意味もあるので、しっかりと鳴らすようにしてください。

 

  • 3.二拝二拍手一拝

a.まず、姿勢を正し、二度頭を下げます。(二拝)
b.胸の位置で手を合わせ、二度拍手をします。このとき、右手を下に少しずらすのがポイントです。(二拍手)
c.手の位置を戻し、住所と名前を言ってから、願いを伝えます。神様への感謝の気持ちも伝えましょう。
d.最後に、もう一度頭を下げます。(一拝)

※一般的には、二拝二拍手一拝ですが、神社によって参拝方法が異なる場合もあります。(ex:出雲大社 二拝四拍手一拝)訪れる神社がどのような参拝方法なのか、事前にチェックをしてから足を運ぶようにしましょう。

 

神社の参拝をするときの注意点

神社に参拝するときは、参道を歩いて社殿にいくことになりますが、真ん中を歩くのはNG。参道の真ん中は、正中と呼ばれ神様の通り道とされています。歩いたからといってご利益が半減するということはないでしょうが、真ん中は避けて歩くことを意識したいものです。

複数の神様を祀っているような神社であれば、まずは主祭神に参拝をしてから、末社などに参拝をします。また、近年ブームとなっている御朱印は参拝後にもらうのがマナー。参拝した記念としていただくようにしましょう。

 

お寺の参拝方法

  • 1.山門の前で一礼

まずは、姿勢を正し、山門の前で一礼をします。神社の場合は、参道は端を歩いた方が良いとされていますが、お寺ではそのような決まりはありません。

 

  • 2.手水で身を清める

神社で参拝をするときと同様に、左手→右手→口→左手の順に身を清めます。参拝するお寺によっては、手水舎がない場合もあるので、その場合は本堂へと進みましょう。

 

  • 3.お賽銭を入れ、鈴を鳴らす

神社で参拝をするときと同様に、お賽銭はそっと投げ入れ鈴を3回鳴らします。お寺では、お賽銭を入れるのは、修行のひとつととらえられているようです。お賽銭は、5円=ご縁がある、25円=二重にご縁があるなどゴロ合わせもありますが、修行になるような額を入れるというのも一つの考えかもしれませんね。

 

  • 4.合掌し、一礼

神社では手を打ちならしますが、お寺ではNG。静かに手を合わせ、願いを伝えます。そのまま深く頭を下げ、最後にもう一度、感謝の意を表して一礼をしたら本堂をあとにします。

 

お寺の参拝をするときの注意点

お寺の山門をくぐるときは、敷居を踏まないようにしましょう。これには、結界であるためという説や建物の傷みに繋がるという説など様々な説があるようですが、基本的に踏まないのがマナーとされています。また、参拝の際は、本尊の名前の前に「南無」をつけて唱えた方が良いため、本尊の何であるかというのは調べておきましょう。(ex:南無阿弥陀仏など)

 

初詣や七五三など、TPOに合わせた着物を


旅先などでは気軽な服装で参拝をすることも多いですが、初詣や七五三などの行事ではTPOに合わせた格の着物を選びましょう。初詣は、ハレの日にふさわしいものを、七五三では訪問着や付け下げ、色無地を選択するのがベターです。また、神社の正式参拝では、正装を求められることもあります。どんなものが良いのかわからないという方は、参拝する神社に直接問い合わせてみるといいでしょう。

 
今回は、着物で訪れるときに知っておきたい、神社とお寺の基礎知識についてご紹介しました。神社やお寺には、外観的要素など様々な違いがあることがわかっていただけたかと思います。普段何気なく参拝をしていたという人も、これを機に正しい参拝方法を意識してみてはいかがでしょうか。

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