着物でお出かけしたい!京都周辺のおすすめ観光スポット7選
着物が似合う街として挙げられることの多い“京都”には、歴史ある神社やお寺など着物を着て散策したい観光スポットがたくさんあるんです。着物や浴衣を着ている観光客の人も多く、人目を気にせず気軽に着物にチャレンジできますよ。
そこで今回は、着物を着てお出かけしたい、京都周辺のおすすめ観光スポットを7か所ご紹介します。お気に入りの着物を身に付けて、京都の街を散策してはいかがでしょうか?
1.八坂庚申堂
京都東山にある「八坂庚申堂」は、女性を中心に人気を集めるフォトジェニックなスポットです。人気の秘密は、カラフルな色合いをした「くくり猿」。境内の至るところで目にできるくくり猿は、猿が手足を縛られている様子を表したお手玉のような御守りで、願い事を叶えてくれると言われています。
お寺に参拝をするとこのくくり猿を奉納できるのですが、簡単に願い事を叶えてくれるというわけではなく、1つ欲を我慢する必要があります。1つ欲を我慢することで、願いを叶えてくれるというわけです。どうしても叶えたい願いがあるという方は、くくり猿で欲望をコントロールしてはいかがでしょうか?
くくり猿を奉納したあとは、お堂の周辺で写真を撮りましょう。中央にあるお堂は、たくさんのくくり猿が吊るされており、とてもカラフルな見た目をしています。着物との相性が抜群なので、色とりどりの華やかな写真を撮ることができますよ。
住所 京都府京都市東山区金園町390
アクセス 祇園四条駅から徒歩約15分
拝観時間 9:00~17:00
公式URL http://www.geocities.jp/yasakakousinndou/
2.竹林の道
嵐山は、京都でも人気の観光スポットが多く集まる土地ですが、とくにおすすめしたいのが「竹林の道」。大河内山荘と野宮神社を結ぶ小路で、両脇に涼しげな竹が並んでいます。歩くペースを落としてゆっくりと散策したくなるような、風情ある景色を楽しむことができます。
また、竹林の道は期間限定で行われるライトアップも人気です。竹林が下から照らされた様子はとても幻想的で、昼とは違うロマンチックな雰囲気が漂います。
慣れない着物で歩き疲れてしまったという人やもう何度も行ったことがあるという人には人力車での観光がおすすめ。竹林の道だけでなく、嵐山周辺の観光スポットをいつもとは違う視点で見て回ることができます。車夫さんが軽快なトークでガイドをしてくれるので、飽きずに楽しむことができますよ。
住所 京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町
アクセス 嵯峨野観光線トロッコ嵐山駅から徒歩約3分
3.下鴨神社
世界遺産に登録され、京都でも歴史ある神社として知られています。緑豊かな糺の森や縁結びの神様など見どころがたくさんありますが、女性におすすめしたいのが下鴨神社の摂末社である河合神社への参拝です。
河合神社は、玉依姫命を祀る女性守護の神社で、鏡絵馬という珍しい絵馬を奉納できます。鏡絵馬は、表に顔が描かれた手鏡のような形をした絵馬。表に描かれている顔に自分が普段使っているメイク道具を使い化粧を施し、裏に願いを書いて奉納すると、外見だけでなく内面も美しくなると言われています。
女性はいくつになっても美しくありたいと願うもの。より一層美しくなりたいと願いを込めて、鏡絵馬を奉納してはいかがでしょうか。
また、下鴨神社はかわいいお守りが手に入る神社としても知られています。授与所で購入できる「媛守」は、世界でたったひとつだけのかわいいお守りとして女性に人気です。袋の模様がひとつひとつ異なっているので、自分だけの特別なお守りを手に入れることができますよ。
住所 京都府京都市左京区下鴨泉川町59
アクセス 出町柳駅から徒歩約12分
参拝参拝時間 夏時間5:30~18:00、冬時間6:30~17:00
公式URL http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
4.苔寺
通称「苔寺」として多くの人から愛される「西芳寺」は、嵐山にある臨済宗のお寺。苔の美しいお寺として知られていますが、いつでも気軽に拝観できるというわけではなく、事前の申し込みが必須となっています。2ヶ月前から申し込みができるので、訪れる前には必ず予約をしてから足を運びましょう。
基本的には庭園だけの拝観はしておらず、写経をしてから庭園の見学という流れとなります。写経にかかる時間は30~40分ほど。精神を集中させながら、しっかりと写経を行ってください。写経が終わるといよいよ庭園の見学です。庭園内は約120種類もの苔で覆われる見事な景色が広がっています。通年楽しむことができますが、秋になると葉が赤く染まり、より一層苔の存在を際立たせてくれるそうですよ。
また、苔寺では500円で御朱印をいただくこともできます。見開きに描かれる御朱印は珍しいので、御朱印を集めている人はチェックしておきましょう。
住所 京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56
アクセス 嵯峨嵐山駅から車で約10分
5.銀閣寺
言わずと知れた京都の観光スポット「銀閣寺」。正式名称は東山慈照寺と言い、足利義政によって建てられました。金閣寺と違い地味な印象がありますが趣深いその姿は、日本のわびさびを体感できます。
銀閣寺の見どころのひとつが、波が打ったような形をした「銀沙灘」と山のように盛られた「向月台」という砂盛。美しい景色に思わずため息がこぼれてしまいそうです。
また、少し歩きますが、境内にある展望所は銀閣寺や京都の景色を一望するスポットとして知られています。美しい景色をバックに着物姿で写真を撮るというのも粋な演出と言えるでしょう。
住所 京都市左京区銀閣寺町2
アクセス 市バス「銀閣寺道」停留所から徒歩約10分
拝観時間 夏季 8:30~17:00、冬季9:00~16:30
参拝料金 大人・高校生500円、小中学生300円
公式サイトURL http://www.shokoku-ji.jp/g_about.html
6.八坂神社
「祇園さん」として地元の人から親しまれている「八坂神社」は、京都らしさを感じることができる神社。厄除けや縁結びのご利益があるとして知られ、京都でも人気の観光スポットとなっています。
八坂神社といえば、鮮やかな朱色が目を引く西楼門。記念撮影をする人も多く、風情のある風景が着物との相性抜群です。もちろん西楼門のほかにも見どころはあります。そのひとつが、肌だけでなく心も美しくなると言われる「美容水」。参拝をするときに肌に2、3滴付けると身も心も美しくなれるかもしれませんよ。
住所 京都府京都市東山区祇園町北側625
アクセス 京阪祇園四条駅から徒歩約5分
公式サイトURL http://www.yasaka-jinja.or.jp/
7.建仁寺
「建仁寺」は日本で最も古い禅寺で、天井に描かれた迫力満点の双龍図や煌びやかな風神雷神図屏風などを目にできます。見どころのひとつが、「大雄苑」という枯山水庭園。美しい庭の情景は、見ているだけで心が洗われていくようです。広縁に腰を掛けながら、ゆっくりと眺めてみてはいかがでしょうか?
もうひとつの見どころとして挙げられるのが、苔に覆われた「潮音庭」。小さな庭ですが、秋になると美しい紅葉を目にできます。四季折々の風情ある眺めを堪能しに訪れてみてください。
住所 京都府京都市東山区 大和大路通四条下る小松町584
アクセス 京阪電車 祇園四条駅から徒歩 7分
公式サイトURL http://www.kenninji.jp/
いかがでしたでしょうか?今回は京都周辺にある着物を着てお出かけしたいスポットを7か所ご紹介しました。
京都では着物を着ていると、海外から訪れた観光客から一緒に撮影をしてほしいということもしばしばあるそうです。ちょっとした有名人になったかのような気分を味わいながら、京都のお出かけを楽しんでみるというのもいいかもしれませんね。
また、着物でお出かけをするときは着崩れの直し方なども覚えておくといざというときに役立ちます。前回の記事を参考に着崩れの仕方についてもしっかりと学んでおきましょう。お気に入りの着物を着て、京都のお出かけを満喫してくださいね。