綺麗な着物姿を残したい!着物美人になれる写真の撮られ方
お気に入りの着物を着てお出かけすると、その姿を写真に残しておきたいと思う人も多いでしょう。しかし、いざ実際に撮った写真を見てみると、何だか太って見えたり、ちょっとイマイチだった、という経験がある、という人もいるのではないでしょうか?
せっかくお気に入りの着物を着ているのだから、綺麗な姿で写真を残しておきたいですよね。そこで今回は、着物を着て写真を撮るときに、ちょっと工夫をするだけで着物美人になれるコツをご紹介していきます。着物でお出かけしたい、という人必見です!
着くずれが無いかチェック!
多少の着くずれであれば問題ないですが、大きな着くずれは気になるものです。着付けの段階から、着くずれしにくい着付けを意識したり、着くずれが起こりにくい立ち居振る舞いをすることも大切ですが、着物でお出かけをするとどうしても着くずれが起こってしまいます。
写真を見たときに着くずれを発見して残念な思いをしないように、写真を撮る前や、トイレに行ったあとなど、着くずれが起こっていないかチェックするようにしたいですね。
着物のどこを見ればいい?チェックポイント一覧
では、どこが着物の着くずれが起こりやすいポイントなのでしょうか? ここでは、着くずれのチェックポイントについてご紹介します。
【ポイント1】長襦袢の半衿が左右均等に見えていますか?
着物から覗く長襦袢の半衿の幅が狭すぎたり、出すぎていないか確認を。また、左右のバランスも大切です。正面から見たときにどちらかに寄りすぎていないか確認しましょう。
【ポイント2】衿元がゆるんでいませんか?
衿元が開いたり、緩んでいるとだらしない印象に写ってってしまいます。胸のすぐ下で衿を押さえていないとゆるみやすくなるので、着付けの段階から意識すると良いでしょう。
【ポイント3】おはしょりがくずれていませんか?
おはしょりはたるんでしまったり、シワがよってしまうこともしばしば。まっすぐ綺麗なおはしょりは、綺麗な着物姿という印象を与えてくれます。
【ポイント4】背中やお尻にシワができていませんか?
正面からの写真ばかり意識してしまいがちですが、着物姿ではバックから写真を撮られることもあります。そうなったときに気になるのが、背中やお尻のシワです。後ろ姿の写真を撮る予定がある人は、チェックしておきましょう。
もし、着くずれを発見したらどうすれば良い?
万が一着くずれしてしまっているときは、「お出かけ前に覚えよう!着物の着くずれ対策&立ち振る舞い」でもご紹介した対策方法を使い、着くずれを直していきましょう。着くずれは、放置しておいて直るものではないので、気づいた段階で対応するのがポイントです。
大きな着くずれは直した方が良いですが、気にならない程度のシワやたるみであれば、そのままでも問題ありません。とはいえ、写真を撮ると思うとシワやたるみのない姿で写したいですよね。どうしても気になると言う人は、上記で紹介している着くずれ対策を使い、お手洗いなどでサッと直してしまいましょう。
テレビや雑誌でみる女優さんやモデルさんの着物姿は、シワやたるみがなくビシッと決まったものが多く憧れますが、立ったり、座ったりを繰り返すとどうしても着くずれは発生してしまいます。
必要以上に着くずれについて意識しすぎると、着物を着るのが嫌になってしまうこともあるので、不格好に見えない範囲で着くずれを意識するようにしたいですね。
状況別! 写真の写り方を学ぼう
着くずれをチェックしたら、いよいよ写真撮影です。なかには、なんとなくポーズをとって写真を撮られている人もいるかもしれませんが、ポーズの取り方や姿勢を少し工夫するだけで、やせて見えたり、ビシッと決まった美しい姿に見えることもあります。
今以上に素敵な着物姿を残すためにも、カメラを向けられたあとのポーズの取り方を意識してみましょう。今回は、「座っているとき」と「立っているとき」、2種類の状況に分けて写真の写り方についてご紹介していきます。
立っているとき
まずは、立ち姿を撮影するときのポーズについて見ていきましょう。外にお出かけすると、立ったまま写真に写ることが多いので、着物でお出かけする機会の多い人や、着物でお出かけしたいと思っている人はとくにチェックしたい部分です。
洋服を着ているときは、カメラに対しまっすぐ体を向けて写真を撮ることも少なくないですが、着物の場合はNG。体の幅が誇張されてしまいます。体をスッキリと見せるためには、カメラに対し体を斜めに向けるのがポイントです。
また、猫背の人もこの時ばかりは、上から引っ張られているようなイメージで、背筋をしっかりと伸ばしてください。手を組む場合は、おはしょりの辺りで組むようにしましょう。立つときは、カメラに近い方の足を後ろに引き、少しずらします。足を軽く曲げると、スッキリと見えますよ。
座っているとき
続いては、座っている状態での撮影についてご紹介していきます。なんとなく座るのはもちろんNG。立っているときと同様に、上に引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばします。
背もたれには、背中をくっつけず、浅く腰かけましょう。見栄えが良いだけでなく、お太鼓がくずれるのを防ぐ座り方でもあります。体の向きは、カメラに対し斜めにするとすっきりと写りますよ。
着楽楽Kimono教室では、綺麗な写真の写り方も学べる
写真写りについてプロからしっかり学びたいという人は、着付け教室に通ってみるのもオススメです。大阪で着付け教室を開講している着楽楽Kimono教室では、初心者向けの「初級コース」、さらに着物を楽しみたい人向けの「中級コース」、変わり帯などワンランク上の着付けを学ぶ「上級コース」の3コースを開講しています。
以下は、各コースのレッスン内容です。
- 初級コース……着付けの手順、名古屋帯の一重太鼓の結び方、基本的な所作、着物のTPO
- 中級コース……袋帯の二重太鼓の結び方、季節ごとに着る着物の種類、綺麗な写真の写り方
- 上級コース……帯の変わり結び、着物産地や紬の種類、パーティーでの食事マナー
なかでも今回注目したいのが、「中級コース」。着物を着たときの写真写りついて学ぶ授業があるコースなので、興味がある人はぜひ入校してみてください。上記で提示したレッスン内容以外にも、毎月着物でお出かけするプランを設けているなど、先生や教室の仲間たちとともに着物について楽しく学べますよ。
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無料体験レッスンも随時受け付けているので、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
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※下記記事内で着楽楽Kimono教室の各コースについて紹介していますが、現在は上記のようなコース内容になっております。
素敵な着物姿を写真で残そう!
今回は、着物美人に見える写真の撮られ方についてご紹介しました。少し工夫をするだけで素敵な着物姿を残すことができますよ。着物でお出かけに行く機会のある人は、今回ご紹介した、写り方を参考にポーズをとってみてはいかがでしょうか?
また、綺麗な着物姿には、正しい着付け方法を知ることも大切です。大阪にある着付け教室「着楽楽Kimono教室」では、着物の基本的着付けを学ぶことができます。綺麗な写真の写り方についての講義もあるので、気になる人はぜひ参加してみてくださいね!
※この記事の情報は、2018年8月現在のものです。