まずはコレを用意しよう!着物を着るのに必要なものリスト
着物を着るときには、着物や帯のほかにもいくつかの小物をそろえる必要があります。
そこで今回は、着物初心者さんが用意しておきたい、着物を着るために必要なものリストをご紹介します。
今回ご紹介するアイテムをそろえ、着付けの仕方を覚えれば、いつでも気軽に着物を着てお出かけに行けるようになりますよ。
着付けに必要なものリスト
普段着物を着てお出かけするのに必要なものをまとめました。どんなものが必要なのか確認をするようにしましょう。
着物
一口に着物と言ってもその種類はさまざま。留袖や訪問着、付け下げなどデザインや格によって違いがあります。これは着物だけでなく洋服を着るときにも言えますが、TPOに合わせたデザインや格の着物を身に付けるというのは、とても大切です。詳しい着物の格や種類については、前回の記事で詳しく紹介していますので、着物を選ぶ際の参考にしてください。
前回の記事 https://ddm-cloud.com/kimono_type/
帯
帯の種類は主に、結婚式やパーティーなどフォーマルな場所に使う「袋帯」、普段着から略礼装まで幅広く活用できる「名古屋帯」、カジュアルシーンにおすすめの「半幅帯」の3種類。着物と同じように、帯も種類によって使うことができるシーンが違うので、それぞれどんなシーンで使うものなのかよく考えてから選ぶようにしましょう。
草履または下駄
外出をするときには、足元も着物に合った履物を選ぶようにしましょう。多くの場合、草履または下駄を履くことになりますが、基本的には浴衣やカジュアルな場面では下駄を、フォーマルな場所に着物を着ていくときは、草履など場面に合わせて選択するようにしてください。最近では、デザインや素材などさまざまな種類があり、多様なコーディネートを楽しめるようになっています。
羽織・道中着・道行
出典 http://item.rakuten.co.jp/yuubi/
肌寒くなってきたときに必要になるのが羽織もの。洋服で言うところのジャケットに当たるものなので、冬場着物をきるときには、一着持っておきたいものです。華やかなデザインのものもあり、落ち着いた着物と合わせると、いつもとは違ったコーディネートを楽しむことができますよ。
巾着またはバッグ
着物を着てお出かけをしたいという人は、巾着や和装用のバッグなども用意しておくといいでしょう。洋装のときに使っているクラッチバッグなどでも問題ないかもしれませんが、トータルコーディネートを考えるなら、やはり着物に合わせたデザインのものがベストです。どんな着物にも合うような落ち着いた色合いのものを買っておけば、さまざまな着物に対応できますよ。
足袋
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着物を着るときは、靴下ではなく足袋を着用します。綿や麻、正絹などさまざまな素材のものがあるので、好みに合わせて選んでください。フォーマルな場では白足袋を履きますが、街歩きなどカジュアルシーンでは、色足袋もおすすめ。カラフルでオシャレなデザインの色足袋は、シンプルなコーディネートによく映えます。色足袋を履くときは、華やかな草履よりもシンプルなものを選ぶようにすると、ごちゃごちゃしすぎずオシャレ感もアピールできますよ。
肌襦袢
肌襦袢は、着物を着るときに着る下着です。洋服で言うところのキャミソールのようなものと思ってください。肌襦袢は、上半身に直接触れるものなので、吸水性が良く、肌触りが良いものを選ぶようにしましょう。保温性に優れた冬用の肌襦袢など季節に合わせたものも登場しています。
裾除け
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着物の下に着る巻きスカートのような下着です。着物を着るときに必ず必要になるアイテムなので、肌襦袢と共にそろえておきましょう。最近では、肌襦袢と裾除けが一体となったワンピースタイプの下着も登場しています。裾除は着付けるときは、紐で結ばなければいけないのですが、ワンピースタイプにはその手間がありません。少しでも楽をしたいという人におすすめです。
和装用ブラジャー
現代では、胸を少しでも大きく見せたいという女性が多いかもしれませんが、着物を着るときは、あまりバストを目立たせないようにした方がシワが寄らず、キレイな立ち姿になるとされています。もちろん、普段使っているブラジャーを着用してもいいのですが、胸が大きいという人は、胸をつぶしてくれる和装用ブラジャーを活用すると、よりキレイな着物姿を再現できますよ。
長襦袢
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「襦袢」という言葉から肌襦袢と同じものと勘違いされがちですが、別物です。肌襦袢は素肌の上に直接着る下着ですが、長襦袢は着物と肌襦袢の間に着用する下着のことを指します。肌襦袢は、白以外にもさまざまな色合いがあるので、ついつい鮮やかなものを選びたくなることも多いですが、フォーマルな場所ではできるだけ白や白に見えるような淡い色合いのものを選択した方がいいでしょう。
半衿
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半衿とは、襦袢に縫い付ける襟のことです。外から見える長襦袢の衿の部分に、あらかじめ半衿を縫い付けておきましょう。白色の半衿は、フォーマルからカジュアルまで幅広い場面で使うことができますが、少しオシャレをしていきたいカジュアルな場面では、色衿や刺繍が施されたものもおすすめ。白色のスマートな印象に比べ、華やかさがあるので、オシャレ度がアップします。
衿芯
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衿芯は、長襦袢の衿や半衿のなかに入れて使う、長細い厚紙のようなものです。衿の形をキレイに整えてくれるので、首周りがスッキリとします。
補正用タオル
体の補正をするのにタオルが数枚必要になる場合があります。くびれがある女性らしい体形に憧れるという人も多いでしょうが、着物を一番キレイに見せてくれるのは寸胴な体形。そのため、補正用タオルをウエストなどにあて、くびれを埋めるようにして、美しい着物姿を作ります。もちろん、自宅で普段使っているタオルでも問題ありません。着付けをするときは数枚用意をしておくといいでしょう。
腰紐
着物を着付けるときに使う紐のこと。2~4本必要になるので、あらかじめ用意しておきましょう。素材や性能などさまざまな種類があるので、自分に合ったものを選ぶようにしてください。
伊達締め
伊達締めとは、「伊達巻き」という名前でも知られる着付けのときに使う紐です。長襦袢と着物を着るときに使い、着くずれをするのを防いでくれます。初心者には、ゴム製の伊達締めもおすすめ。マジックが付いているので、簡単に着物を固定してくれます。
帯枕
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お太鼓結びや飾り結びなどをするときに使う小物です。細いものや厚いものなどさまざまな種類があるので、自分の作りたい帯の形に合わせて選ぶようにしましょう。厚みのあるものを選ぶと、しっかりとした形のお太鼓結びを作ることができます。
帯板
帯を締めるときに使う板のことで、帯をキレイな状態に見せてくれます。
帯締め
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帯を結んだあとに、帯を固定するために使う紐。基本的な本結びのほか、藤結びや桜結びなど多様なアレンジ方法があります。結び方を変えるだけで、印象がガラリと変わるので、着付けに慣れてきたらいろいろな結び方に挑戦してみてください。
帯あげ
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帯枕を包み、帯を崩れないように固定するためのアイテムです。オシャレ着用の華やかなものから落ち着いたデザインまでさまざまな種類があります。
いかがでしたでしょうか?
今回は、着物を着るのに必要なアイテムをご紹介しました。
全部並べるとそろえるとなるとそれなりにお金も時間も必要になるかもしれませんが、一つ一つこだわりを持ってそろえていくことで、着物をより身近に感じることができるようになりますよ。
これから着物を着たいと考えている初心者さんは、ぜひこれを参考に小物などをそろえてみてはいかがでしょうか?