着物の基礎知識

初心者の方でも着物に親しんでいただけるよう、着物やゆかたの着付け基礎知識や、
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着物を着るのがより楽しくなるような、役立つ情報をご紹介いたします。

自分に似合った着物を着よう!体型別着物の選び方&補正の仕方

着物の基礎知識

「お気に入りのデザインの着物を着てみたけれど、自分がきるとなんだかイメージと違う・・・」そんな経験をされた方もなかにはいらっしゃるかもしれません。着物を選ぶときはサイズが合っているというのはもちろんですが、自分の体形に合わせた着付けや着物選びをすることも大切です。

せっかく着るなら、自分にピッタリと合った着こなしをしたいものですね。そこで今回は、体型別の着物の着方や選び方はもちろん、美しく着物を着るために必要な補正の仕方まで詳しくご紹介します。着付けが上手くいかないという方や着物が似合う体型になれる補正方法を知りたいという方は参考にしてください。

体型に合った着付けと着物選びを心掛ける

着物を選ぶときには自分の“好みのデザイン”かどうかということを重視する方が多いと思います。しかし、せっかく購入した着物が実際に着てみたら似合わないというのはとても残念なことですよね。

そんなときに着目してほしいのが自分の“体形に合った着付け”や“着物選び”をしているかどうかということです。今回ご紹介するポイントをいくつか抑えると自分に合った着物選びや着付けを覚えることができますよ。

“好みのデザイン”と“体形に合った着物の着付け&選び方”、両方のポイントを抑えて着物を美しく着こなしましょう。

身長が高い人は、帯を少し下で締める

洋服でもそうですが、着物も裾が身近すぎると不格好な見た目になってしまいます。アンティークの着物などは、小柄に作られていることも多いので、裾が短くないかどうかを確認してから購入しましょう。

また、身長が高い人は胸のすぐ下で帯を締めると、バランス悪くになってしまいます。少し下目を意識すると、バランスが良く美しい立ち姿になります。鏡で帯と着物のバランスを調整しながら、着付けをしましょう。

身長が低い人は、デザインに気を付けよう

身長が低い人は、おはしょりをたくさん取ると柄が隠れてしまうこともあるので、着物を選ぶときは着たときにどんなデザインになるのかよく確認するのがポイントです。

着付けをするときは帯を少し上で締めたり、お太鼓を少し小さめにしたりすると体型をカバーできますよ。

ぽっちゃりさんは、首元をすっきりと見せよう

ぽっちゃりさんは、首元をすっきりと見せるために衿合わせを詰めないようにするのがポイントです。そうすることで首元がすっきりと見えます。

また、おはしょりを少し長めに出したり、衿を抜くようにしたりするというのも体型カバーには効果的です。

やせ形の人は、淡い色合いを選ぶと体型カバーに

やせ形の人は、縦ストライプのような細さを強調するデザインは避け、淡い色合いを選ぶというのがポイントです。暖色系のカラーを選ぶことで、体型をカバーした着こなしをすることができます。

また、必要があれば後述する補正方法も合せて覚えておくといいでしょう。

着物美人を目指すなら、「補正」方法は覚えておこう

出典 http://item.rakuten.co.jp/yuubi/

 

着物を着付けるときに覚えておくと良いのが「補正」の仕方です。しっかりとしたくびれや豊満なバストに憧れを抱く女性も少なくありませんが、着物を着るときにはデメリットとなることもあります。

“着物を美しく見せる体型=筒のような体型”と言われているため、着付けの段階でそのような体形になるように補正することが大切です。ここでは、着物を着付けるときに知っておくと便利な補正の方法についてご紹介します。

補正前に必要なアイテムを揃えておこう

まず、補正をする前に補正に必要なものを用意します。補正をするときに使うものはおもに「タオル」そして、必要であれば「さらし」も準備しておきましょう。

タオルは普段家庭で使っているもので構いませんが、さらしは持っていないという方も多いかもしれませんね。

これからご紹介する内容を読んで、必要に感じたら通販サイトなどで手に入れおくと役立ちます。さらしは安いものであれば、数百円~手に入れることができます。

補正に必要なアイテムを用意したら、いよいよ補正の開始です。肌襦袢・裾除け・足袋などを身に付けた上から補正をしていきます。

バストが大きい人はさらしを巻いて抑える

大きいバストは胸元のはだけやすさに繋がるため、着つけの前にさらしを使って抑えるようにしましょう。

最近では、バストのボリュームダウンをしてくれるブラジャーなども販売されていますから、それらを着用するというのも良いですね。自分に合ったバストダウン方法を選択してください。

しっかりとしたくびれには、タオルで補正

キュッと締まったくびれはドレスを着るときは体のラインが見えて美しいですが、着物では見た目が残念なことになってしまうほか、しわが寄ってしまうという問題も生じてきます。

そんなときは、タオルをくびれの部分にあてて筒形の体形になるようにしてください。紐などでくくると、ズレが生じにくいですよ。

バストが小さい方はタオルでバストアップ

細身の人で胸元のボリュームが気になるという人は、タオルをみぞおちに置いて補正をしましょう。

また最近では、胸元のボリュームアップに繋がる和装用ブラジャーなども販売されていますから、そちらも使うというのも良いでしょう。美しい胸元へと整えてくれますよ。

お尻のくぼみは、タオルでなだらかに

お尻にくぼみがあるとおはしょり部分の着くずれに繋がるので、タオルを使ってボリュームをアップしましょう。

やり方はとても簡単で、お尻のくぼみの部分にタオルを当てるだけ。タオルを折り返して使うときは、外側に折り返すと着物を着付けたときに不自然な段差に繋がります。必ず内側に織り込むようにして使いましょう。

上半身全体にボリュームが欲しいとき

やせ形の人など上半身にボリュームが無いという人は、タオル折ったものを胸元に当てます。まず、タオル右端を上から下に、左端を下から上に折ります。ひし形のような形になれば正解です。次に、右端を斜めに折ってください。そうすると山が2つできたような形になります。この山の部分を両側の肩に当てるように補正をするとボリュームがアップしますよ。

毎回折るのが面倒だという人は、事前にミシンなどで塗っておくと補正のときに楽ですよ。

タオルやさらし以外に補正下着を購入するという手も

タオルやさらしを毎回当てたり、巻いたりするのは大変という方もなかにはいるでしょう。そんな方におすすめなのが補正下着です。最近では胸元のボリュームを抑えたり、逆にボリュームをアップさせたりと様々な種類の補正下着が登場しています。着用するだけで体型カバーができるので、タオルなどよりも簡単に補正が完了するでしょう。

ただし、補正下着で補正をするときは、自分体型に合ったものを選ぶようにしましょう。折角補正下着を購入しても、体型カバーが出来なければ意味がありません。購入をしたら、実際に補正下着を付けて体型のカバーできているかよく確認をするようにしましょう。

 

いかがでしたか?着物を選ぶときは、デザインだけでなく自分に合った着付けや着物選びができているかどうかというのも重要なポイントです。自分に合った着付けをすることは、体型カバーに繋がります。

体型に合った着付け方法を覚えておくと、すっきりと見せたり、すらっと見せたりとすることが可能ですよ。

また、着物美人になるためには、基本的な補正方法も知っておいて損はありません。ほとんどの場合、タオルさえあればカバーできるので、他に買いそろえる必要もないでしょう。バストやウエストなど気になる部分をしっかりとカバーし、着物美人を目指してはいかがでしょうか。

体型にあった着物の着付け方と補正方法をマスターして、お気に入りの着物をステキに着こなしてくださいね。

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