桜の模様のきものはいつ着れますか?
着物の基礎知識
春の花と言えばイメージするのが桜。
日本の国花、その国民に最も愛好され
その国の象徴とされている花として親しまれています。
白色からピンクのとても鮮やかな色で一面を覆い
日本でも昔から様々な詩歌や文献、
絵や生地等、様々な分野で
広く親しまれている花です。
「咲く」複数の意味する「ら」を加えて「さくら」。
品種は600種類と言われています。
単純に桜の花を表した「桜花」や
幾重にも重なった花びらが華やかな「八重桜」
桜の木の垂れ下がった枝を表した「枝垂桜」
小さな桜の花ビラを散りばめた「小桜」
散り際の美しさと流水との組み合わせで表した
「花筏」(はないかだ)「桜川」など、
桜が一斉に咲き誇る姿から
桜を用いた文様には「繁栄」や
「豊かさ」の意味が込められています。
桜柄の着用時期
春に桜の模様のきものや帯を選ぶ人も多いのではないでしょうか?
桜の模様と言っても、花びらだけのもの、枝が描かれているもの、幹まで描かれているものなどデザインは様々。
日本の国花である桜はたくさんの方に好まれコーディネートに取り入れて楽しまれています。
一般的には国家である桜の花は一年を通して着用することができます。
その中でも桜の花・花びらのみが描かれている場合は、一年中着用できるとされています。
枝や幹が描かれている場合は、春先の桜の開花状況が気になる
頃から開花する頃までとされています。
これらは一般的には決まり事のように言われていますが
あくまでも参考まで。
桜の開花時期に合わせてコーディネートを楽しみましょう。