自分に合った着物を見つけるには?意識したいポイントを紹介
どうやって自分に合った着物を選べば良いかわからない、と悩んでいませんか? 普段あまり、着物を着る機会のない現代人。洋服のときは自分に合ったものをすんなりと選べても、着物になると戸惑ってしまうという人も多いのではないでしょうか?
せっかく着物でお出かけするなら、自分にピッタリ合った着物を身に付けたいですよね。そこで今回は、自分に合った着物を見つけるために、意識したいポイントをいくつかご紹介していきます。着物を選ぶ際の参考にしてくださいね。
押さえておきたい! 着物選びのポイント
着物美人になるためには、自分に似合う着物選びのポイントを知ることが欠かせません。自分にピッタリ合った着物を身に着けることで、さらにお出かけが楽しくなりますよ。
今回は、「TPO・季節」「サイズ」「パーソナルカラー」「体型」といった視点から着物を選ぶポイントをご紹介していきます。自分に合った着物を着て、より一層お出かけを楽しんでみてはいかがでしょうか?
TPO・季節に合った着物を選ぶ
洋服では着づらい大胆な色や柄も楽しめるのが着物の魅力の一つですが、いつどんなときも好き勝手着物を選んで良いというわけではありません。とくにフォーマルな場面へのお出かけは、TPOや季節に合ったものを選ぶのが大前提です。
これは何も着物に限った話ではありませんよね。フォーマルな装いが基本となる結婚式に、Tシャツやジーパンで参加するのは不自然なもの。これと同じように、着物もその場に相応しい装いを選択しないと、見る人が見れば不自然な印象に映ってしまうのです。
着物選びの際は、いつ・どこに行くための着物なのかを意識すると、自然と着るべき着物のスタイルが決まってきますよ。TPOや季節に合った着物のなかから、自分に合った装いを見つけるようにしましょう。
サイズが合ったものを選ぶ
「着物は着付けでサイズ調整ができるから、ある程度のサイズ違いは気にしなくて大丈夫」と思っていませんか? もちろん多少のサイズ違いであれば、着付け方を工夫することで何とかなります。しかし、あまりにも大きすぎたり、小さすぎるような着物は着付けで補うことが難しいです。
自分の体型に合っていない着物は、見た目もイマイチですし、着崩れもしやすくなってしまうもの。自分の体形に合わせて着物を仕立ててもらうのが一番ですが、アンティークやプレタ着物を購入したいという人も多いでしょう。すでに仕立てられた着物を購入するときは、必ず自分の体に合っているか確認してから購入してください。
パーソナルカラーで選ぶ
着物を選ぶとき、好きな色やデザインを重視するという人は多いでしょう。もちろん、自分の好みに合わせて選ぶのも良いですが、より「顔が映える着物を選びたい」という方は、パーソナルカラーを取り入れることをおすすめします。
パーソナルカラーとは、その人に似合う色のこと。人によって肌や瞳、髪の色が異なるようにパーソナルカラーも人によって異なります。パーソナルカラーの着物を選択することで、肌がきれいに見えるなど、まわりからの印象が違ってくるのです。
パーソナルカラーの診断方法はさまざまで、WEB上でいくつか質問に答えるだけで簡単に診断できるものもあります。パーソナルカラーは、着物を選択するときはもちろん、メイクなどにも役立つので、知っておいて損はありませんよ。「パーソナルカラーを知らない」という人は、一度診断してみてはいかがでしょうか?
体型で選ぶ
身長が高さや体の肉付きは、人によってさまざま。身長が高い人もいれば、ふくよかな体の人もいます。こうした体型の違いを意識して着物を選ぶのも、自分に似合う着物を選ぶポイントです。
例えば、ふくよかな体型の人は、濃い色や縦に流れるようなデザインのものを選択することでスッキリとした印象になります。体型を活かしたい場合は、逆に淡い色合いのものを選択するのがおすすめ。
一方痩せている人は、あたたかみのある淡い色合いの着物を選択することで体型をカバー。細かい色合いのデザインを選択すれば、可愛らしさを印象付けることもできます。
着物を美しく着こなすには、寸胴体型が良いとされ、着付けの際にタオルやさらしなどで補正を行います。胸が大きい人はさらしなどを巻く、痩せている人はタオルでカバーするなど、着物を綺麗に着こなすために必要な補正をしっかり行うことも大切です。
自分に合った着物でお出かけを楽しもう!
「自分ではどうしても決められない」という人は、呉服店にお出かけしてみるのも一つの手です。日々着物を販売しているプロの目線から、その人に似合う着物をアドバイスしてくれますよ。
着物選びでは、これまでご紹介したポイントを抑えるのはもちろんですが、何よりも大切なのは自分が好きな着物のデザインであるということ。まわりからいくら似合っているといわれても、好みのデザインでないと、どことなく気分も沈んでしまうもの。お出かけが楽しくなるような一着を選んでくださいね。