夏きもののお手入れ
こんにちは(^^)/
着楽楽きららkimono教室あべの本校の近藤です。
夏はとても汗をかくので、夏の薄い着物だと特にお手入れが気になるところです。
今回は夏の着物のお手入れ方法を簡単にご紹介します。
夏物に多いトラブルは?
・汗ジミ
・日光や蛍光灯などによるヤケ
・着用頻度の少ない着物のカビ
などがあります。
冷房が完備された場所が多いですが、移動の際は汗が出てしまいますね。
そのままにしておくと汗ジミが出来てしまい、
長期間放っておくと取れにくくなってしまうことも。
着用頻度の低い着物と言えば黒留袖や喪服が挙げられます。
和ダンスに仕舞っておいても、湿気でカビが発生してしまうことがあります。
汗対策
補正を使って汗取りをしましょう。
薄いタオルやガーゼ、夏用のメッシュタイプのものなどがあります。
補正しつつ汗を吸ってくれるので、手洗いで洗濯すれば毎回清潔な状態で使えます。
前板もヘチマやメッシュタイプなど夏に向いている素材があるので、
帯周りの暑さを少しでも軽減出来るように選びましょう。
着物のお手入れ
絹の着物はプロにお任せするのが最適です。
シーズン後に【丸洗い】と【汗抜き】に出す事をオススメします。
【丸洗い】は油性の溶剤を使っているので、
皮脂やファンデーションの汚れを落とします。
【汗抜き】は水性の汚れなので汗汚れを落とします。
【丸洗い】だけでは汗汚れは落ちないので
シーズン後に【丸洗い】と【汗抜き】をして
夏の汚れを落とし、次のシーズンまで大切に保管してください。
汗汚れは目に見えなくても生地に成分が残っているとシミの原因になります。
長襦袢
麻素材や化繊などで洗えるものが増えてきました。
麻素材は天然繊維で自宅で洗えて涼しくて人気がありますが、
肌がデリケートな方にはチクチクして合わないこともあるので注意が必要です。
また絽の着物の時には麻だとシワが気になるので絹の長襦袢が良いですね。
着楽楽kimono教室の母体である【本きもの松葉】では
【丸洗い】と【汗抜き】のセットでも承りますので
シーズン後のお手入れにお出ししてみてはいかがでしょうか。