帯締めには格や種類があります
着物の基礎知識
こんにちは(^^)/
着楽楽きららkimono教室あべの本校の近藤です。
帯の上に結ぶ帯締めには格や種類があるのはご存じですか?
一見すると色や模様が違うだけでどれでもいいんじゃないの?と
思われるかもしれませんが、着物に格や種類があるように
帯締めにも格や種類があります。
今回は帯締めについて簡単にお話しますね。
帯締めとは
帯を結んだ最後に、帯の中央に締める紐のことです。
帯の形をきちんと固定するのですが
色や模様によって着姿のお洒落なアクセントになります。
種類
平組
丸組
丸ぐけ
大きく分けるとこの3種類ですが
他にも三分紐といって細めの紐もあります
格
平組
フォーマル(礼装用)は両面使いが出来て片面に金銀糸を用いたもの
〈格が高くなります〉
カジュアル~セミフォーマル(おしゃれ)は
単色や多色使い・リバーシブル・模様が織り込まれているもの
丸組
カジュアル(オシャレ)
単色や多色使い、途中から2本や3本に分かれているもの
トンボ玉や飾りがついたものなどがあります
丸ぐけ
セミフォーマル~カジュアル(おしゃれ)
細長い布に綿を入れて縫い合わせます
三分紐
カジュアル(おしゃれ)
しゃれ袋帯・名古屋帯・半幅帯に合わせて
帯留と一緒に使うとオシャレです
一般的な平組と比べると
一番上が平組
幅の違いが分かりますね。
丸組の中でも飾りの多いタイプは
未婚の第一礼装である振袖に使用することができます。
〈格が高くなります〉
このように帯締めといっても色々な種類があり
色や模様もバリエーション豊かなので
T.P.Oに合わせて選びましょう。