5月からは春の先取りひとえ
着物の基礎知識
こんにちは(^^)/
着楽楽kimono教室あべの校の近藤です。
季節は春。きものの暦では今は袷(あわせ)。
ひとえの準備はまだ早いと思われるかもしれませんが
近年の温暖化の影響もあり5月からひとえを着ることもあります。
気候と気温に合わせて柔軟に対応しましょう。
フォーマルなシーンでなければ春のひとえを楽しんでみてはいかがでしょうか。
袷の時期からひとえの着物を楽しむコツは?
①ひとえの着物に袷の小物を合わせる
帯・帯締め・帯揚げは袷用にして柔らかく優しい色などで季節感を合わせます。
②帯に季節の柄を取り入れる
着物では季節の柄を「先取り」するのが基本。
実際の季節より1ヶ月~1ヶ月半くらい「先取り」して季節の柄を取り入れていきます。
着物では季節を感じない柄のひとえを着て、帯で季節を表現しましょう。
春と言えば桜がまず頭に浮かびますね。
桜は日本を代表する花なので1年中着用できると言われています。
幹や枝が描かれている場合は季節が限定されるので
春の季節だけにしておくと良いでしょう。
5月のひとえに取り入れるなら、藤、牡丹、紫陽花などがおススメです。
③透け感のない(少ない)ひとえの着物で合わせる
透け感があると盛夏用として着用するので透け感のないものを選びます。
6月になれば夏用の帯や小物を合わせます。
下着と長襦袢も夏用を選んで体温調節をします。
5月は小物をうまくコーディネートして「先取ひとえ」を楽しみましょう。