着物の基礎知識

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娘に自分の振袖を着てほしい!ママの振袖を現代風にリメイク

着物の基礎知識

娘に自分の振袖を着てほしいと思っている親御さんも多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、テレビなどで取り上げられることが増えている「ママ振袖」。

お母さんの振袖を今風にアレンジして着こなせるとあって、最近話題になっている振袖の選択肢のひとつです。

そこで今回は、娘に自分の振袖を着てほしいという親御さん必見の「ママ振袖」について詳しくご紹介します。

成人式が近い娘さんがいらっしゃる方は、ぜひ一緒に検討してみてはいかがでしょうか。

最近話題のママ振袖って何?

ママ振袖とは、その名の通りお母さんがかつて成人式で着ていた振袖を、お嬢さんが着ることを言います。最近需要が増えてきている振袖の選択肢のひとつで、本きもの松葉だけでも毎年300組ものお嬢さんがお母さんの振袖をリメイクしています。

リメイクすると言っても新しく振袖を作り変えるわけではなく、お母さんが身に付けていた振袖はそのままで、帯や半衿、帯揚げといった小物類を新しいものと交換して、今風のコーディネートへと仕上げるのです。

着物は、小物を代えるだけで印象が大きく変わる衣装なので、同じ振袖を使っていてもお嬢さんに合った今風のコーディネートに仕上げることができます。

ママ振袖のメリットは?

成人式の振袖選びといえば「レンタル」や「購入」が定番ですが、ママ振袖にはそれらに匹敵するメリットがあります。いったいどんなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

購入やレンタルよりも安く済む場合が多い

成人式の振袖を決めるときに誰しも一度は悩むのが予算の問題ですが、ママ振袖の場合、既に手元にある振袖を使ってコーディネートを考えていくので、購入やレンタルをした場合に比べると費用が安くなることが多いです。

とはいえ、必ずしも安くなるというわけではないので、その点は注意が必要でしょう。ママ振袖は、帯や帯揚げなどを新しいものと交換することで、今風のコーディネートへと作り変えるため、新たに使う小物類は必然的に購入またはレンタルすることになります。

良いものを選べばそれだけお値段が張ってしまうので、選んだものによっては最終的にレンタルや購入するのとあまり変わらない価格になってしまうこともあるかもしれません。

また、全体的に変色してしまっていたり、大きなシミが出来ているなど、大幅なクリーニングが必要になるケースも考えられます。こういった場合も、トータルの費用がかさむことに繋がるので、想定よりもお金がかかってしまったという場合もあり得なくはないです。

無料で見積もりを出してくれる呉服店などもあるので、クリーニングやレンタル・購入にどれだけかかるのか不安な方は、一度お店に足を運んで、見積もりを出してもらうというのが良いでしょう。

繰り返し身に付けられる

レンタルの場合、1回借りるごとに費用がかかりますが、ママ振袖ならすでに手元にある振袖を使うので、お金がかさむことなく様々なシーンで身に付けることができます。成人式のときに使った小物類を購入しておけば、いつでも振袖を着ることができそうですね。

振袖を着る機会は、成人式以外にも結婚式、卒業式、お正月、パーティーなど多岐に渡ります。未婚の女性が身に付ける衣装のなかでは、最上位に分類されるので、フォーマルなシーンで重宝されることが多いですよ。

他の人とデザインが被らない

振袖のカタログで芸能人が身に付けていたり、有名人がデザインをした振袖は、流行りのデザインを取り入れた素敵なものが多いですよね。そのため、同じ地域の成人式に出席する人がレンタルや購入する可能性があり、当日会場で同じ着物を着ている人にばったり出くわしてしまう、なんてこともあり得ます。

一生に一度のハレの舞台で他の人と衣装が被ってしまうというのは、できれば避けたいものですね。それに比べ、ママ振袖は、お母さん世代に流行った色や柄を取り入れた振袖を身に付けるので、他の人と被ってしまう心配が少ないです。ママ振袖なら、他の人と被らない自分らしい着こなしを楽しめますよ。

出典 http://hon-matsuba.co.jp/furisode/

 

ママ振袖を着るまでの流れとは?

購入やレンタルの場合は、呉服屋に行って振袖や小物を選んで購入またはレンタルするという流れになりますが、ママ振袖の場合はどういった流れになるのでしょうか。ママ振袖を着るまでの流れについて詳しく見ていきます。

 

<ママ振袖を着るまでの流れ>

    • 1.お店に振袖を持っていき、状態を確認

まずは、お店に自分が持っている振袖を持っていき、「寸法があっているか」「汚れがないか」など振袖の状態をくまなくチェックします。

寸法は着付けでカバーできる場合もありますが、お嬢さんとお母さんの体格差によっては仕立て直しが必要な場合もあるので、お店側によく確認を取った方がいいでしょう。

 

    • 2.汚れがある場合は、それらを取り除く

長年タンスにしまっておくと、気づかないうちにシミやカビが着物についてしまっていることがあります。折角美しい振袖もシミや汚れがあると残念な印象になってしまいます。

本きもの松葉では、そういった汚れてしまった振袖の丸洗い(8,000円~)やしみ抜き(3,000円~)をおこない、キレイな状態になってからお嬢さんに身に付けてもらっています。

 

    • 3.コーディネートをご提案

お母さんの振袖を今風のコーディネートとなるように、新しい着こなし方を提案してもらいます。繰り返しになりますが、振袖は帯を変えるだけでも印象が大きく変化します。

お嬢さんやお母さんのご希望に合わせたアレンジをしてくれるので、希望するイメージをスタッフに伝えましょう。着物のプロがコーディネートをしてくれるので、安心して任せることができますね。

 

    • 4.最新のヘアスタイルでさらに今風に

成人式当日の着付けやヘアアレンジを行ってくれる呉服店では、リメイクした振袖に合わせたヘアスタイルの提案もしてもらえます。お母さんの振袖姿を収めた写真を見ると、少し時代を感じるヘアアレンジをされていることも多いです。

ヘアスタイルは、着物の印象を決める大切な要素のひとつなので、最新のヘアアレンジをすることで、今風のコーディネートにより近づきます。成人式当日は、ママ振袖の印象に合う素敵なヘアスタイルで会場に足を運んでくださいね。

ママ振袖プランを利用する場合はお早めに!

振袖は早目に決めた方が良いという話は良く聞きますが、ママ振袖プランを利用される方も早目に行動をした方がいいです。というのも、万が一、寸法が合わなかったり、着物に汚れが付いてしまっていた場合、仕立て直しやクリーニングをする時間が必要になります。

ギリギリにクリーニングが完成してドタバタしてしまうよりは、落ち着いて成人式当日を迎えたいものですね。時間に余裕があれば、それだけ余裕を持ってコーディネートを決めることができますから、ママ振袖プランにしようと決めたら、できるだけ早いうちに行動をするようにしましょう。

 

今回は、ママ振袖リメイクについて詳しくご紹介しましたは、いかがでしたでしょうか?

着付け教室「着楽楽」を運営する「本きもの松葉」では、振袖の着こなしをトータルコーディネートする「ママ振袖プラン」をご用意しています。

着物のプロである専門のコーディネーターがアドバイスをしてくれるので、安心してお任せすることができますよ。

ママ振袖応援イベントが開催されることもあるので、チェックしてみてくださいね。大阪にお住いの方は、ぜひ「本きもの松葉」でママ振袖プランを利用してはいかがでしょうか。

 

本きもの松葉のママ振袖ページはこちら:http://hon-matsuba.co.jp/furisode/planmamafuri/

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