着物の基礎知識

初心者の方でも着物に親しんでいただけるよう、着物やゆかたの着付け基礎知識や、
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着物を着るのがより楽しくなるような、役立つ情報をご紹介いたします。

着物を着て訪れたい!日本の伝統文化・伝統芸能に触れるオススメスポット

着物の基礎知識

着物でお出かけを考えているならば、日本の伝統文化や伝統芸能に触れられるスポットはいかがでしょうか。着物も日本の伝統文化のひとつですから、伝統的なスポットとの相性は抜群です。旅の気分を盛り上げてくれるアイテムとしても活躍してくれるでしょう。

そこで今回は、大阪からでもお出かけがしやすい関西地方のスポットを中心にご紹介します。気になる場所があれば、ぜひお気に入りの着物を身に付けて、お出かけをしてみてください。

1.天満天神繁昌亭(大阪)

関西の伝統文化といえば、忘れてはならないのが上方落語ですよね。そんな上方落語をたっぷりと味わえるのが、大坂天満宮のすぐ脇にある天満天神繁昌亭。2006年に開館した上方落語の寄席で、連日(休館日を除く)落語を中心にマジックや漫談などを楽しめます。寄席とは落語などの公演を行っている場所のことで、古くから人々の間で親しまれてきました。

天満天神繁昌亭では、朝・昼・晩の3回に渡り公演が行われますが、朝は公演の無い日もあるとのことなので、予め確認を取ってから足を運びましょう。メインとなっているのが13時から始まる昼席。3時間ほどの週替わりの公演で、落語と色物(マジックなど)を観覧できます。

また、着物を着て訪れる人に嬉しい粋な計らいも。実は、昼席のみ和装で来た人には百円入りの大入り袋がプレゼントされるという特典が開催されています。着物を着ていけば、気分が盛り上がるだけでなく、お得な特典が受けられるというのは嬉しいことですね。ぜひ、お気に入りの着物を身に付けて、天満天神繁昌亭へひと笑いしに訪れてはいかがでしょうか。

 

住所:大阪市北区天神橋2-1-34
アクセス:地下鉄谷町線・堺筋線 南森町駅より徒歩3分、JR東西線 大阪天満宮駅より徒歩3分
時間:【昼席】13:00~16:00【朝・夜席】日によって異なる
料金:【昼席】一般 前売2,500円・当日3,000円、小中学生 1,500円【朝・夜席】日によって異なる
休館日:9月の第一土曜日・日曜日
公式サイト:http://www.hanjotei.jp/

2.ギオンコーナー(京都)

一度で色々な伝統文化に触れたいという方にオススメなのが、京都・祇園にあるギオンコーナーです。こちらでは、約50分の公演のなかで、京舞・茶道・華道・箏・雅楽・狂言・文楽の7つの伝統芸能に触れることができます。

どれも興味深い伝統芸能ばかりですが、なかでも京舞は京都が発祥となる舞とあって見どころ抜群。本物の舞妓さんが躍る姿を間近で見られる貴重な機会となっています。また、文楽の演目では世界無形文化遺産でもある「八百屋お七・火の櫓の段」を見ることができ、初めて伝統芸能に触れるという人にはピッタリのスポットと言えるでしょう。

周辺には、京都を代表する観光スポットのひとつ花見小路があり、公演が始まる前後に街を散策するのもオススメです。京都の風情を感じながら、日本の伝統文化を楽しんではいかがでしょうか。

 

住所:京都市東山区祇園町南側570-2弥栄会館内「ギオンコーナー」
アクセス:京阪電車 祇園四条駅より徒歩5分
公演日時:毎日18:00~、19:00~(※12月~3月第2周目までは金・土・日・祝日のみ)
入場料金:大人3,150円、高・大学生2,200円、小・中学生1,900円、未就学児 無料
休演日:7/16、8/16、12/29~1/3
公式サイト:http://www.kyoto-gioncorner.com/global/ja.html

3.山本能楽堂(大阪)

※写真はイメージです

 

山本能楽堂は、大阪で最も古いとされる能楽堂です。平成18年に国登録有形文化財にも登録された歴史ある建造物で、能の公演のほか、上方伝統芸能を伝える拠点としても活用されています。

なかでもオススメは、「初心者のための上方伝統芸能ナイト」。能楽・狂言・文楽・上方歌舞伎など大阪を代表する伝統芸能のなかから選び抜かれた演目を上演する公演です。初心者でも楽しめるように工夫された公演なので、普段伝統芸能に触れる機会があまりないという方でも安心して楽しむことができるでしょう。

 

住所:大阪府大阪市中央区徳井町1-3-6
アクセス:地下鉄谷町線谷町4丁目駅より徒歩約5分
公式サイト:http://www.noh-theater.com/

4.さかい利晶の杜(大阪)

大坂・堺市にある、さかい利晶の杜は千利休と与謝野晶子について学ぶことができるスポット。2015年にオープンしたばかりの施設で、茶の湯体験ができる場所としても知られています。

気軽に茶の湯体験がしたいという方にオススメなのが、予約不要の立礼呈茶。椅子席でお抹茶と和菓子をいただくことができます。お茶を点てていただける流派は、表千家・裏千家・武者小路千家と日によって変わるので、流派の違いに注目しながら訪れてみるというのも面白いかもしれませんね。

また、茶室を使っての本格的な茶の湯体験も実施しています。基本的には団体向けですが、毎月第3日曜日のみ個人でも茶室でのお点前体験が可能。こちらは、立礼呈茶とは違い申し込み制となっているので注意が必要です。一ヶ月前から申し込みができるので、気になる方は時間等をよくご確認の上、申し込んでみてはいかがでしょうか。

 

住所:大阪府堺市堺区宿院町西2-1-1
アクセス:阪堺線 宿院駅より徒歩1分
開館時間:【千利休茶の湯館・与謝野晶子記念館・観光案内展示室】9:00~18:00【茶の湯体験】10:00~17:00
利用料金:【千利休茶の湯館・与謝野晶子記念館・さかい侍庵外観自由見学】大人300円・高校生200円・中学生以下100円【茶の湯体験 立礼呈茶】大人500円・高校生400円、中学生以下300円
休館日:【千利休茶の湯館・与謝野晶子記念館・茶の湯体験】第3火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始【館内案内展示室】年末年始
公式サイト:http://www.sakai-rishonomori.com/

5.京都伝統産業ふれあい館(京都)

京都伝統産業ふれあい館は、約500点もの伝統工芸品を展示する、国内屈指の施設です。着物の展示などもされており、和装好きにとってはたまらないスポットとなっています。

館内では、実際に伝統工芸品を製作している職人の製作工程を間近で見られるコーナーもあり、京象嵌や和蝋燭など繊細な職人技を目にできます。伝統工芸の種類は日によって異なるので、詳しくは公式サイトのスケジュールをご確認ください。

また、体験コーナーでは摺型友禅染体験(毎週日曜日)が開催されています。ハンカチやうちわ、トートバッグ(900円~)に好きな絵柄を染める貴重な体験をしてはいかがでしょうか。オリジナルのアイテムは、お出かけの思い出となってくれるはずですよ。館内にはショップもあり、京都らしいお土産を購入できます。

 

住所:京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階
アクセス:地下鉄東西線東山駅より徒歩約10分
開館時間:9:00~17:00
休館日:夏季休館日、年末年始
入場料:無料
公式サイト:https://kmtc.jp/

 

出典:https://item.rakuten.co.jp/yuubi/

 

いかがでしたでしょうか?今回は、日本の伝統文化に触れられるオススメのスポットを5選ご紹介しました。普段の生活のなかでは、なかなか伝統文化に触れる機会は巡ってこないものです。着物をきっかけに、日本の伝統文化に興味を持てみてはいかがでしょうか。

伝統文化というと、ハードルが高いというイメージがある方もいるかもしれませんが、初心者でも気軽に楽しめるものも多くあります。また、なんといっても着物を着てお出かけすると、気分を盛り上げてくれるスポットが多いというのもポイントでしょう。興味のあるスポットがあれば、ぜひお出かけをしてみてください。

着楽楽着付け教室の案内

  • あべのアポロ校(天王寺)
    大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-31 あべのアポロビルB1F
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  • 泉ヶ丘パンジョ校(堺市)
    大阪府堺市南区茶山台1丁3番1号 タカシマヤパンジョ2階
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  • きもの館校(富田林市)
    大阪府富田林市昭和町2-2-10
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  • 松原校
    大阪府松原市上田3丁目6-1 ゆめニティまつばら2F
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    大阪府泉大津市旭町18-3 いずみおおつCITY1階
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  • 岸和田校
    大阪府岸和田市春木若松町21-1 ラパーク岸和田1F
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