着物の基礎知識

初心者の方でも着物に親しんでいただけるよう、着物やゆかたの着付け基礎知識や、
着物の扱いに関してのふとした疑問にお答えいたします。
着物を着るのがより楽しくなるような、役立つ情報をご紹介いたします。

お正月は着物でお出かけ!大阪のおすすめスポット8選

着物の基礎知識

初詣や親戚への挨拶周りなどお正月は、着物でお出かけするチャンスがめじろ押し。着物を着た格式高い姿が一年の始まりを祝うお正月の雰囲気とマッチします。普段から着物を楽しんでいるという人はもちろん、これから着物を着たいと思っている着物初心者さんにとっても、お正月は着物でお出かけし甲斐がある季節です。

今回は、お正月に着たい着物についてのお話や着物でのお出かけにピッタリな大阪のスポットをご紹介していきます。

お正月は着物が似合う季節

新年の訪れを祝うお正月は、着物を着て過ごしたい行事の一つ。着物を普段から着ないという着物初心者さんも着物を着てお出かけしやすい季節です。ここからは、着物を着ていく、お正月のお出かけについてお話をしていきます。

着物を着る絶好のチャンス

お正月といえば、初詣。参拝する寺社に着物で訪れる人も多いため、着物姿だからといって注目を浴びる心配がありません。着物初心者の方でも、気軽な気持ちでお出かけできますよ。また、寺社の雰囲気と装いがマッチするのは、日本の伝統衣装である着物ならでは。街中も門松やしめ縄など、和風な飾り付けが施されているので、どこを歩いても着物姿が映えます。

お正月らしさを感じられる着物選びをしよう

着物は、「きちんと感を出したいなら訪問着や付け下げ、色無地」「気軽な装いなら小紋」など、格によって印象が変わります。どんな場面で着物を着るのか、TPOに応じた選択をしましょう。

どんな着物を選ぶにしても、せっかくお正月に着るのであれば、松や梅、鶴などハレの日を意識したコーディネートができると着物上級者に近づきます。着物に柄を取り入れるのは難しいと言う人は、帯締めや髪飾りから挑戦してみてはいかがでしょうか。

初詣に行くときは、寒さ対策も万全に

初詣で着物を着るときは、寒さ対策が必須。とくに三が日に有名な寺社を訪れる場合、参拝まで外で並び続けなければいけない可能性もあります。着物用のコートはもちろん、マフラーや手袋などでしっかりと防寒対策をしていきましょう。首、手首、足首、の“三つの首”を意識するといいですよ。

また、保温効果の高いインナーを着たり、足袋カバーをつけたりと、着物を着たときの防寒対策は様々。どんな方法があるのか詳しく知りたいという方は、以前掲載したこちらの記事を参考にしてください。

お正月に着物を着て訪れたい、大阪のお出かけスポットとは?

大阪には、お正月にこそ訪れたいおすすめのスポットがたくさんあります。ここからは、初詣に訪れたい寺社を中心に、正月に着物を着て足を運びたい、大阪のおすすめお出かけスポットをご紹介していきます。

1.住吉大社

大阪では、「すみよっさん」として親しまれている住吉大社。全国にある住吉神社の総本社であり、毎年三が日には200万人を超える人々が訪れます。開運招福や厄除け、縁結びなど様々なご利益があり、大阪府内でも屈指の初詣スポットと言えるでしょう。元日には、今年一年の幸せを祈願する「若水の儀・元旦歳」が行われます。

その他、4日には舞を奉納し餅をまく「踏歌神事」、7日には白馬が拝礼をする「白馬神事」など、1月中は様々な行事が開催されており、連日多くの人で賑わいをみせます。大体5日までは露天も出店しているので、参拝のあとは露天を楽しむのもおすすめです。

※お正月期間中は、交通規制があります。公共交通機関を使った来社を検討しましょう。

2.四天王寺

四天王寺は、593年に建立されたとされる日本仏法初の官寺。自然災害や空襲などによって幾度となく被害を受けましたが、昭和38年以降徐々に再建し、現在にいたります。年末の12月31日には、先着108名限定で除夜の鐘を撞ける行事を開催。翌1月1日からは、「新春名宝展」と題し、宝物館で国宝や重要文化財が特別展示されます。参拝のあとにゆっくりと、伝統と歴史を感じてはいかがでしょうか。

1月3日・10時からは、「元三大師合格祈願法要」が執り行われます。元三大師堂は、合格祈願のご利益があるスポットとして有名です。受験を控えた家族がいる方は、必見のスポットと言えるでしょう。

3.豊國神社

大阪城内に位置する豊國神社は、豊臣秀吉・豊臣秀頼・豊臣秀長を祀る豊臣家に縁の深い神社。豊臣秀吉が天下人まで上り詰めたことから、出世開運の神様がいる神社として知られています。瓢箪型をした珍しい形をしたお守りがあるのも、秀吉を祀っている豊國神社ならではですね。境内には、秀吉公の銅像があり、情緒ある雰囲気を醸し出しています。

また、お正月(1月1日~3日)期間中には、お正月限定特別御朱印の授与が決定。秀吉の兜を模した御朱印は、数量限定とのこと。御朱印集めをしている方ならば、チェックしてみてはいかがでしょうか。

※1月3日までは、車での来社ができないため、付近の有料駐車場を検討ください。

4.成田山不動尊

成田山不動尊は、人車一体の祈念ができることから交通安全のご利益があることで知られる寺院。人車一体の「お車交通安全ご祈祷」は、1月1日から執り行われます。1月31日までの正月期間中にご祈祷を申し込んだ方には「一筆箋セット」の授与も。事前予約は必要ないですが、正月三が日はとくに混雑が予想されるので、注意が必要です。

5.今宮戒神社

今宮戎駅からすぐの場所にある今宮戒(えびす)神社は、天照皇大神・事代主命・外三神を祀る神社です。今宮戒神社では、毎年1月9日~11日に「十日戎」と呼ばれる祭事が行われ、商売繁盛などを祈願しに多くの人が参拝に訪れます。

期間中は、朝から晩まで笹の授与が行われ、福娘に吉兆と呼ばれる縁起物を付けてもらいもらいます。また、1月1日に執り行われる元旦祭では先着順で干支絵馬の無料授与、1月7日には福娘による餅まきが行われるなど、1月中は様々な行事が開催。十日戎と合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか。

6.少彦名神社

少彦名(すくなひこな)神社は、日本医薬の神様である「少彦名命」と中国医薬の神様である「神農炎帝」の2人の神様を祀る神社です。日中の医薬の神様を祀っていることから、普段から病気平癒・健康成就を願う人が多く訪れます。1月1日は歳旦祭、1月4日~7日は新年祈願祭が執り行われます。

1月13日・14日には、ペットと一緒に初詣ができる「ペット健康安全祈願祭」(完全予約制)も実施。また、少彦名命神社は行事などに応じて限定の御朱印が授与されることでも知られる神社。2018年は戌年ということで、1月中は、初もうで朱印「戊戌」を用意しています。御朱印を集めているという方は、参拝の記念に御朱印をいただいてはいかがでしょうか。

7.岸城神社

岸城神社は、「天照皇大神」「素戔嗚尊」「品陀別命」を御祭神として祀る神社。厄除や安産などの御神徳があります。毎年、1月9日~11日には「十日戎大祭」が斎行。期間中に吉兆を購入された方には、景品があたる福引もあります。また、9日・10日には、福餅を無料配布されるなど、賑わいを見せる行事となっています。

8.大阪天満宮

学問や芸術の神様として知られる菅原道真公を祀る、大阪天満宮。7月に「天神祭」が行われる神社としても知られています。1月9日~11日には、「天満天神えびす祭」が執り行われ、多くの人で賑わいますよ。

また、大阪天満宮の近くには、天満天神繁昌亭という上方落語の寄席も。1月1日から新春特別講演を行っているので、大阪天満宮の参拝とともに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

お正月は、着物を着て大阪へお出かけしよう

今回は、お正月に着物で訪れたい大阪のお出かけスポットをご紹介しました。新年の決意とともに、着物に袖を通せば、背筋が伸びるような感じがしますね。お正月の時期は、冷え込むので、防寒対策を忘れないことが大切です。お正月ならではの温かな着物姿で、お出かけを楽しんでくださいね。

着楽楽着付け教室の案内

  • あべのアポロ校(天王寺)
    大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-31 あべのアポロビルB1F
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  • 泉ヶ丘パンジョ校(堺市)
    大阪府堺市南区茶山台1丁3番1号 タカシマヤパンジョ2階
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  • きもの館校(富田林市)
    大阪府富田林市昭和町2-2-10
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    大阪府松原市上田3丁目6-1 ゆめニティまつばら2F
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    大阪府泉大津市旭町18-3 いずみおおつCITY1階
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  • 岸和田校
    大阪府岸和田市春木若松町21-1 ラパーク岸和田1F
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